2023年6月15日木曜日

CT125用にキャストホイール

Wave 125とは、CT125(1stのベースとなったモデルだけに流用できそうな部品も多々あるのだが、興味がそそる部品の筆頭は何と言ってもキャストホイールだろう。
日本でもCT125用にキャストホイールが販売されているが、それらのデザインを見るとオリジナルの製品ではなくWave 125系のモデルの流用であることがわかる。

それなら、Wave 125のキャストホイールを手に入れればお手軽にキャストホイール化が出来ると思ってしまうが世の中そんなに甘くない。

一口にWave 125と言っても生産国によって仕様が異なる上にそのバリエーションは尋常じゃない。
日本ではWave 125と言えば、タイランド製オンリーで、入手も比較的に容易だが、タイランド製のWave 125のキャストホイールはチューブレスかと思えば実は独自のチューブ式で、そもそもリアブレーキがドラム式という時点でお話にならない。

使えそうなのは、マレーシア製のWave 125iが最も有力だがネットで気軽に通販とはいかず、入手は困難だ。


仮に手に入れたとしてもちゃんと装着できる保証はないが、日本でCT125用として販売されているキャストホイールはマレーシア製Wave 125iの以下のシリーズの流用だろう。
カラーバリエーションがそのままなので判りやすい。
AFS125MCRH 
AFS125MCRK 
AFS125MCRM 

だが、キャストホイールは魅力だがホイールデザインがWave 125のデザインに合わせて緩い曲面で構成されたデザインなのでCT125には全く合わない。
長距離ツーリングをする事が目的で見た目より手段として割り切れる人以外は、早まらず価格に見合う物がでてくるまで待つのがお勧めだ。



2022年11月25日金曜日

HJC システムヘルメット i90 HOLLEN HJH190 (YAMAHA ZENITH YJ-21)

フリップアップヘルメット(システムヘルメット)では、最高のコストパフォーマンス HJC i90 (ZENITH YJ-21) 
日本では、RSタイチが代理店となって販売されている。

日本での近い価格帯のライバルはOGKカブトRYUKI
恐らく、日本で最も売れているフリップアップ式ヘルメットであり、デザインはSF映画やアニメに出てきそうな未来的デザインで男子が好みそうな見た目が特徴。
海外展開をしていない為、試験評価等の情報に乏しく、国内のレビューしか参考にできないのが残念なところだ。
OGKカブトRYUKI

一方、HJC i90はシンプルなシルエットで見た目は普通のフルフェイスと変わらないので、車種や老若男女問わず受け入れやすい
HJC i90 ソリッドモデル

OGKカブトとの差は、アメリカ、ヨーロッパと言った世界規模で販売されており、良いも悪いも評価と試験実績が豊富な事と、日本でのネット販売での実売価格の安さが魅力だ。

HJC i90OGK RYUKIでフリップアップ式ヘルメットとしての機能には差が無いが、日本ではブランド的に大きな差があり、韓国企業のHJCは韓国と言う国のイメージの悪さと相まって不人気というより意識的に避けられる遠因となっている。

正直なところ国のイメージを無視したとしても、HJCは、契約ライダーに対してベストを尽くすべき舞台であるはずのMotoGPで内装の脱落、バイザーの曇りがとれなくなる等の問題を起こしており、HJCの製品に良いイメージを持つ人は少ないはずだが、トンビが鷹を生むの例えのごとく完成度やトータルバランスで優れた製品を稀に出してしまう事があり、このHJC i90もそんな製品に含まれる。

HONDAのHJC製品
HJCの製品を購入したのは今回が初めてではなく、そうとは知らずに購入したのがHondaのオフロード用ヘルメットHonda XP913 CHARGERである。
このヘルメットは低価格で軽い上にレースに参加するには必須となるMFJの公認を受けており、コストパフォーマンスは抜群でHONDAが販売する製品ということもあって、なんの躊躇もなく飛びつき、ふたを開けてみたらRSタイチが扱うHJCのOEM製品だったでござる。

正直なところHJCのOEMだと買う前に判っていたら選択肢にすら入らなかったはずである。
HONDAが採用するくらいなのでヘルメット自体は文句なく、レース向けに割り切った作りなのでベンチレーションにはシャッターは無くベンチレーションの効果も大きい反面、冬に公道を走るのは全く想定していない事以外は満足できる製品なのだが、塗装が使用状況によっては1年も経たずに黄ばみ始め、条件次第では未使用の在庫状態でも黄ばみ始める場合がある、そのせいか?2021年にはカタログから消えて、在庫がなくなり次第、販売終了という扱いになって、今ではホンダのヘルメットラインナップからHJCの製品は完全に無くなっている。

YAMAHAのZENITH YJ-21
YAMAHAのヘルメットと言えばHJCと言うくらいラインナップの殆どにHJCの製品を積極的に採用しているのは公然の秘密。
今回のHJC i90も、YAMAHAのZENITH YJ-21としてOEM採用もされているので信頼性も高い。

HJCのロゴは嫌なのでYAMAHAのZENITH YJ-21という選択も出来るが、ZENITHというロゴも微妙な感じでどうかと思う。
i90との違いは、顎ひもの留め具がi90はラチェット式に対してYJ-21はワンタッチ式と、内装の柄が異なりヤマハなりの拘りが反映されていると思われる。
HJC i90のラチェット式
ZENITH YJ-21のワンタッチ式


HJC i90の内装
ZENITH YJ-21の内装の柄

希望小売価格はRSタイチが扱うi90のソリッドモデルが¥24,200 に対して、YJ-21ではソリッドモデルで¥30,800と25%以上も高く設定されており、更にYJ-21では別売りとなっているピンロックシート¥3080)が、i90では同梱となっておりコストパフォーマンスの差は圧倒的でこうなるともう、いくらネット通販で実売価格差が小さくなっても、ロゴには目を瞑ってi90を選ぶのは必然だろう。

イギリス安全性評価試験 SHARP
HJC i90は世界規模で販売されている為、独自に小売店から購入したヘルメットの評価を行うイギリス運輸省によるヘルメットの安全性評価試験(SHARP)にも評価対象に選ばれているので安全性の評価を知ることができるのもポイント。
HJC i90SHARPの試験結果は前頭部、頭頂部、後頭部は最高の結果で、左右側頭部が最低の結果となっており総合評価は★★★☆☆となっている。
日本のメーカーで同様の総合評価はARAI ASTROSHOEI GT AIR等がある。
英国で販売されているすべてのヘルメットは、少なくとも 1 つの規制基準を満たしている必要があり、この規制基準より更に安全性の高いヘルメットを求める為の指標なので仮にSHARPの試験が☆☆☆☆だったとしても英国の規制基準を満たしている事から実使用に問題ない。

デュアルP / J認証
チンバーを上げた状態でも認証を取得しており、低速域であればチンバーを開いた状態での走行も想定した設計となっている。

ヘルメットカラー
HJC i90は日本でこそカラーバリエーションは控えめだが、登場から2年以上経過した現在、海外でのラインアップは非常に多く存在し、選択の幅は非常に多い。
今回、購入の決め手となった理由の一つにグラフィックデザイン自体は妥協しつつ、i90 HOLLENの白/赤/青の配色が気に入った事が含まれるが、現物を見るとメタリック塗装で人目を引くものとなっており、全く期待していなかったために予想外の塗装の良さには驚いた。
ただし、紫外線の強度によっては色あせや変色が比較的速く発生する事をHJCが警告しており、ヘルメットの耐用年数と同じく3~4年以内で色あせや、黄ばみが発生するのは避けられないようだ。

優れた視界
フリップアップ式ヘルメットにありがちな、上下の視界が遮られるような事もなく頭を動かさなくても、視点の移動だけでスピードメーターから道路や空まで見ることができる。
サンバイザーは顔の殆どを覆うほどの面積があり、サンバイザーと顔面の隙間から直射日光の目つぶしを食らう心配がなく完璧に機能する。

素早く簡単なシールド交換
シールドの取り外し、取付け時の各操作がワンタッチに近い感覚で素早くできるのは初めて体感すると驚異的で、これだけは素直に認めざるを得ない。
また、シールドを左右どちらの手からも開閉できるようにつまみが左右についているのも気が利いている。

SMART HJC 10B - Bluetooth communication system
HJC i90は、オプションとしてセナと共同開発したインカムシステムのSMART HJC 10BまたはSMART HJC 20Bを搭載できる。
SMART HJC 10B
このオプションは取扱説明書に日本語版まで用意されているが、残念な事に日本では販売価格が異常に高い。
SHOEIのGT-Air IIのオプションの様に操作部までヘルメットと完全に一体化する事は出来ず、操作部分だけ一般的な後付けインカムのようにヘルメットの左側面の下部に固定するスタイルでバッテリーや配線は綺麗にヘルメット内に収めることができる。
SMART HJC 10Bは1:1で通話可能、通話可能距離400m
SMART HJC 20Bは最大7人同時通話可能、通話可能距離1600m、FMラジオ受信機能

まとめ
フリップアップヘルメットとして考えると価格からは考えられないほど完成度は高い。
外観の大きさに対して、各サイズの許容頭部は小さ目、被り心地に関しては頭部形状に個人差があるので明言はしない。
重さは、1.8㎏台で他社製品と比べると最も重いが、重量バランスがよく練られており被ってしまえば重さは気にならない。

チークパットが厚いと言うか、頬をしっかり押さえつける構造の為、眼鏡を着用したままヘルメットを被るのは無理。
また、その頬のきつさの為、ヘルメットを被ったり脱いだりと言った動作でチークパットと顎ひもカバーにかなりの力が加わり、チークパットに縫製が甘い部分がある物に当たると、買ったその日にチークパットの縫製が甘い部分がほつれる場合がある。

倍以上の価格差がある上位製品との違いは、時速100キロオーバーの高速走行での静寂性と
ベンチレーションの効果、そしてヘルメットの構成素材による軽量化で差別化されている。

この製品はインカムのオプションなどのシステムを含めこの価格帯では恐ろしく完成度が高く、高速域での静寂性、少しでも軽く、と言った要素を最重要としなければ、フリップアップヘルメットの選択には、4万円も必要がないことを証明している。

最大の欠点はブランドという話はともかく、製品自体に問題点はみられないが、帽体のサイズがS~Lまで共通ということもあって、前モデルよりは小型化はしているようだが、MサイズやSサイズを使用する人にとってはこのヘルメットはやたら大きく、ツーリング先で持ち歩くには嵩張る上に重い。
とは言え大きいのは値段に関らずどのメーカーも同じなので、現状ではフリップアップヘルメットの宿命として受け入れるしかない。

入手が限られるオプション類
日本ではパーツの取扱い店舗が少なく交換頻度が高いミラーシールド等のオプション類が殆どのショップで売っていない。
22年11月の段階で補修パーツを除くオプション類はRSタイチ直販のHJC製品を除くと、ヤマハは売る気が感じられず論外で、HJCのオプションにしてもどれもこれも在庫切れか入荷未定で、海外でも在庫がなく入荷待ちの状態で手に入れることができない事から一度在庫切れになると日本での入手はかなり厳しくなるだろう。


オプションパーツ


ピンロックシールド(クリア・スモーク):HJP254¥4,400
ピンロックミラーシールド(ゴールド・ブルー・シルバー): HJP255¥5,830
アンチフォグレンズ(クリア):HJP258¥3,080
サンバイザー(ダークスモーク):HJP229¥3,300
チークパッド(S(30mm)・M/XL(35mm)・L(25mm)):HJP504¥3,300
インナーライナー(S(9mm)・M(15mm)・L(12mm)・XL(18mm)): HJP502¥2,970
調整用インナーライナー(18mm(M用))、(15mm (XL用)):HJP503 ¥2,970
ギアプレートセット:HJP256¥1,430
チンカーテン:HJP507¥880
ブレスガード:HJP508¥1,540

YAMAHA YJ21用

YJ-21 ZENITH クリア(標準装備品) 90791-49C23

YJ-21 ZENITH ダークスモーク 90791-46133
YJ-21 ZENITH ミラーシールド ゴールド 90791-46139
YJ-21 ZENITH ミラーシールド ブルー 907914613700
YJ-21 ZENITH ミラーシールド シルバー 907914613800
YJ-21 ZENITH チークパッド S/XLサイズ 30mm(STD) 90791-49C10YJ-21 ZENITH チークパッド Mサイズ 35mm(STD) 90791-49C11YJ-21 ZENITH チークパッド Lサイズ 20mm 90791-46132








2022年11月18日金曜日

CT125 消耗品・補修部品・劣化部品 JA55 マットフレスコブラウン

電装用加工予備部品として
バッテリーカバー
50381-K2E-T00 カバー,バツテリー ・・・・・・・・・・・・・ ¥750
左ハンドルスイッチ用
93892-05020-07 スクリユーワツシヤー 5X20 ・・・・・・・・・ ¥30x4 =¥120
外装
エキゾーストカバー
18325-K2E-T00 カバー,エキゾーストパイプ ・・・・・・・ ¥3,990
マフラーカバー
18350-K2E-J00 カバーCOMP.,マフラー ・・・・・・・・・・ ¥9,950
18421-K26-B00 ラバー,マフラーマウンテイング ・・・・・・・¥290x2=¥580
18293-MCA-A20 ラバー,プロテクターパツキン ・・・・・・・ ¥150

ヘッドライトブラケット
61320-K2E-T00ZA ブラケツト,L.ヘツドライト *Y215*......マットフレスコブラウン ¥2,420
61310-K2E-T00ZA ブラケツト,R.ヘツドライト *Y215*......マットフレスコブラウン ¥2,420
フロントフォークカバー
51605-K2E-T00ZA カバー,R.フロントフオーク*Y215*......マットフレスコブラウン ¥2,450
51606-K2E-T00ZA カバー,L.フロントフオーク*Y215*......マットフレスコブラウン ¥2,450
フロントフェンダー
61100-K2E-T00ZA フエンダー,フロント*Y215*......マットフレスコブラウン ¥7,200
リアフェンダー
80100-K2E-T00ZA フエンダー,リヤー*Y215*......マットフレスコブラウン ¥7,600

ボディカバー

リアセンターカバー
80160-K2E-T00ZA カバー,リヤーセンター *Y215*......マットフレスコブラウン ¥1,740
サイドカバーL
64370-K2E-T00ZA カバー,L.サイド *Y215*......マットフレスコブラウン ¥4,540
ボディカバーリッドRセット
83600-K2E-T00ZB リツドセツト,R.ボデイカバー(WL)*TYPE2*................. ¥3,600
エアクリーナーガーニッシュセット
83650-K2E-T00ZB ガーニツシユセツト,エアークリーナー(WL)*TYPE2*................. ¥3,350

6,  90116-K0A-E11 リベツト,プツシユ 6MM ・・・・・・・・・¥ 95x3=¥285
7,  90116-KVB-900 ボルト,フランジ 6MM ・・・・・・・・・・\155
8,  90116-SP0-003 クリツプ,バンパーシール ・・・・・・・・・¥110
9,  90132-KPP-T00 スクリユー,パン 6X10 ・・・・・・・・・・¥120
10,90132-MJE-D40 スクリユー,パン 5X14 ・・・・・・・・・・¥145
11,90302-KWW-A00 ナツト,スプリング 4MM ・・・・・・・・・¥165x3=¥495
12,90666-K59-A11 クリツプ,スナツプフイツテイング(PO) ・¥100
13,90677-KAN-T00 ナツト,クリツプ 5MM ・・・・・・・・・・・¥215

バッテリーリッド
64460-K2E-T00ZA リツド,バツテリー*Y215*......マットフレスコブラウン ¥2,550
メインRパイプカバーセット(マットフレスコブラウン)
81130-K2E-T00ZB カバーセツト,R.メインパイプサイド(WL)*TYPE2*................. ¥9,000
メインLパイプカバーセット(マットフレスコブラウン)
81140-K2E-T00ZB カバーセツト,L.メインパイプサイド (WL) *TYPE2*................ ¥6,600

※ (WL) =ウイズラベリング(ストライプ、ラベル エンブレム類を含む)
2,   64150-K2E-T00ZA カバーCOMP.,アンダー *NHA40M* マットクリプトンシルバーメタリック・・・¥4,020
6,   64213-K2E-T00 プレート,フロント ・・・・・・・・・・・・・・¥620x2=¥1240
7,   64310-K2E-T00 カバー,メインパイプロアー ・・・・・・・・¥1,130
11, 83551-GE2-000 グロメツト,エアークリーナーケース ・・・・・・¥245
12, 90111-187-000 ボルト,フランジ 6MM ・・・・・・・・・・¥245
13, 90116-K0A-E11 リベツト,プツシユ 6MM ・・・・・・・・・¥95x5=¥475
14, 90116-SP0-003 クリツプ,バンパーシール ・・・・・・・・・¥110
15, 90132-KPP-T00 スクリユー,パン 6X10 ・・・・・・・・・・¥120x8=¥960
16, 90132-MJE-D40 スクリユー,パン 5X14 ・・・・・・・・・・¥145x2=¥290 
17, 90133-KPP-T00 スクリユー,パン 6X14 ・・・・・・・・・・¥120
18, 90135-KWB-600 ボルト,ソケツト 8X16 ・・・・・・・・・・¥185x4=¥740
19, 90302-KWW-A00 ナツト,スプリング 4MM ・・・・・・・・・¥165 
20, 90501-K2E-T00 カラー 9MM ・・・・・・・・・・・・・・・・・¥155x4=¥620
21, 90677-KAN-T00 ナツト,クリツプ 5MM ・・・・・・・・・・・¥215x2=¥430
22, 93404-06012-00 ボルトワツシヤー 6X12 ・・・・・・・・・・¥35x2=¥70
23, 95701-06010-00 ボルト,フランジ 6X10 ・・・・・・・・・¥35x2=¥70
24, 95701-06012-00 ボルト,フランジ 6X12 ・・・・・・・・・¥35
25, 95701-08016-00 ボルト,フランジ 8X16 ・・・・・・・・・¥40x2=¥80

クラッシャブル部品
衝撃を受けた時、潰れたり曲がったりして犠牲になる事により他の部位への衝撃を緩和する構造。外装も同じ効果を持つ。

ステップ
50626-K2E-T00 ステツプCOMP.,L. ・・・・・・・・・・・ ¥1,960
50616-K2E-T00 ステツプCOMP.,R. ・・・・・・・・・・・ ¥1,960

消耗品・補修部品・劣化部品

レギュレートレクチファイア
想定耐用年数は5年とされている
注意点は2020年~2022年のCT125-JA55と、2023年のスーパーカブC125及びGROM125が共用で、2023年モデルのCT125-JA65と2022年の旧型スーパーカブC125とGROM125が共用となっている事。
JA55 31600-K2E-T01 レクチフアイヤーCOMP.,レギユレート(シンデンゲン) ・・・・・・・ ¥11300 
                適合車種: スーパーカブC125、CT125 ハンターカブ、グロム
                スーパーカブC125 年式:23
                GROM125 年式:23 

JA65 31600-K26-G81 レクチフアイヤーCOMP.,レギユレート(シンデンゲン)・・・・・・・ ¥11300
            スーパーカブC125 年式:22 
            モンキー125 年式:22


 シートヒンジ

77116-KZV-T00 ラバー,クツシヨン ・・・・・・・・・・・・・・ ¥185
77207-GN5-910 ラバーB,シートマウンテイング ・・・・・・・ ¥120x6=720

フロントブレーキディスク(220㎜)
 45251-K2E-T01 デイスク,フロントブレーキ(NHK(日発精密工業株式会社)) ・・・・ ¥9,150 
リアブレーキディスク
43351-KTM-N31 デイスク,リヤーブレーキ(ユタカ) ・・・・・ ¥10,900
43351-KTM-N32 デイスク,リヤーブレーキ(サンスター) ・・・ ¥10,900

バッテリー
31500-K26-921 バツテリー(YTZ5S)(GS ユアサ) ・・・ 時価
Metric Dimensions: 113mm x 70mm x 86mm
C.C.A: 65
Capacity (10-HR): 3.5

         YTZ5S互換品の汎用品で対応


スタンド
50500-K2E-T00 スタンドCOMP.,メイン ・・・・・・・・・・ ¥7,500 
50524-397-000 ラバー,スタンドストツパー ・・・・・・・・ ¥260

アウターカバーR
3,  11370-K2E-T00 プロテクターCOMP.,R.カバーインナー ・¥1,200  
4,  11372-K2E-T00 プロテクター,R.カバーアウター ・・・・・・¥950
7,  15611-K0F-T00 キヤツプ,オイルフイラー ・・・・・・・・・・・ ¥440 
17, 90005-MGZ-J00 ボルト,フランジ 6X14(NSHF) ・・・ ¥105x3=¥315 
25, 91306-K64-N00 Oリング 6.3X2.3 ・・・・・・・・・・・¥105 
26, 91307-KRM-840 Oリング 18X3 ・・・・・・・・・・・・・・¥145



 

2022年10月14日金曜日

CT125 新型との違いと変更箇所

 CT125の新型である23YM・ハンターカブが発表されたので、気になる従来の20YM・ハンターカブとの違いをまとめてみる。

CT125の20YMとの大きな違いは、排ガス規制をクリアするためにロングストローク化した新型エンジンを搭載している事。
それでなくても最高出力が低い小型横型エンジンなのでセールス上、スペックダウンは許されず見かけ上のスペックは僅かながらも向上している。

主なエンジンの違い

ロングストローク化による出力の低下を避けるため、圧縮比を大幅に上げている
圧縮比
9.3:1
10.1:1

最高出力
6.5kW[8.8ps]/7,000rpm
6.7kW[9.1ps]/6,250rpm

最大トルク
11Nm[1.1kgfm]4,500rpm
11Nm[1.1kgfm]4,750rpm

排気量
124㏄
123㏄

最高出力や出力特性に関してはマフラーやエアフィルターなどで容易に変わってしまうので気にする必要もない。

 ■アイドルエアコントロールバルブをスロットルボディと一体化

新型エンジンでは、アイドルエアコントロールバルブがスロットルボディと一体化して小型化とコストダウンを達成した。
20~22年モデルではアイドルエアコントロールバルブはスロットルボディに接続される独立した部品で、日本での部品価格は5,853円と手の中に納まるサイズながら高価なものだったのでコストダウンに大きく貢献している。

オイルフィルターの採用理由
ロングストローク化によりピストン移動速度が高速になるので、油膜切れの不安があるが、ピストンオイルジェット方式を採用してピストンにオイルを吹き付けて冷却と潤滑効率を上げている。
ピストンオイルジェットはジェットと名がつく事から判るが、ジェットの様な勢いで噴射させるには高い油圧を必要とする為、オイルの流路は非常に細くなる。
この為、オイルにスラッジや金属粉などのゴミが混ざっていると目詰まりの原因となり、エンジンには致命傷となるため、オイルフィルターの採用は必須となった。

オイルフィルター搭載をセールスポイントとして挙げていない理由。 

また、細いオイル流路はオイル粘度が高いと流れ難くなるので100%鉱物油のオイルでは寒冷時には問題になる可能性がある為、新型エンジンが最初に搭載された21YMのグロム発表前に標準オイルであるHONDAのエンジンオイルG1が全面改良され、低温時の粘度が10Wから5Wへと低く下げられた理由の一つでもある。

1980~90年代のような性能向上を目指したモデルチェンジと違って、電動化に移行が進む現在ではそれまでの繋ぎとして年々強化される排ガス規制と環境性能に対応する為のモデルチェンジでありその結果、新型エンジンはデリケートになったと言える。 

旧型のエンジンでは、昔ながらのオイルストレーナーだけで問題がなく、その信頼性とタフさは長い歴史と実績が証明している事と運用・整備・パーツといったノウハウも蓄積されており、オイルフィルターが無いからと言って気にする必要はない。

更につけ加えるなら新型エンジンは旧型と同じくオイルストレーナーも搭載されていることだ、要するにオイルフィルターだけ交換していれば済む訳じゃないという事だ。


 1次/2次減速比の変更

トランスミッションの各ギヤの変速比は変わらず、1次/2次減速比は変更され僅かながら高速化した事によりメーター上では100㎞を超える(グロムでは102㎞)

1次/2次総減速比 
9.329
9.284

エンジンの軽量化
新型エンジンではロングストローク化した事によってシリンダー周りが細くなり小型化した事と、クランクシャフトも軽量になり、旧型より約2Kgも軽量化している。

23YM・ハンターカブの装備重量が2Kg 軽量化したのはこの新型エンジンの軽量化によることが大きい。

装備重量
120kg
118kg

※出典:
ホンダ 3代目グロム開発者インタビュー【エンジン編】「5速化でもっと楽しく、軽量化で走りも燃費も良く!」


車体の変更箇所

アンダーフレームパイプに補強を追加
旧型と比較した際、最もわかりやすい変更箇所で、剛性の確保と旧型より低くエンジン中央寄りに配置されたインジェクションの保護を兼ねる。

20~22’モデルには搭載不可  

サイドスタンドの地面設置部分の形状変更
旧型のパイプを押しつぶしただけの地面接地部分から広めの板を溶接でつけた構造となった。


センタースタンドの補強部分の形状変更
一枚板の補強からL字のアングル材で片面には緩くアールが付いた物に強化された。


■リアキャリア左側にオプション搭載用のねじ穴を追加(日本仕様のみ) 
純正サイドケース等を搭載するためのステーを固定するねじ穴が追加されている

メーターステーの変更
純正オプションのフロントキャリアを(純正ウィンドシールドのマウントも兼ねる)追加するにあたり、メーターステーはフロントキャリアの固定用ステーも兼ねることになり、メーターステーが大きく変わった。
また、固定用ボルトも変更された為、旧型に流用するにはトップブリッジも変更する必要がある。
61350-K2E-J10
■メーターステー固定用ボルトの変更
旧型6x14 新型8x14


トップブリッジ変更
純正オプションにフロントキャリアとウインドシールドを追加するにあたってメーターステーの固定を強化するためにステー固定用ボルトのネジ穴が旧型6㎜から新型では8㎜に変更された。


リア側面反射板の廃止(日本仕様のみ)

■キックペダルの形状変更
旧型では、派手に車体からはみ出てる見た目や、人によっては踵が引っ掛かったりして不評だったキックペダルは形状が変更された。
旧:28300-K2E-T00
新:28300-K2E-J10 ※流用不可

サスペンションユニットにプリロードアジャスタを搭載 
プリロードを5段階にセッティング可能になった。

シフトペダル形状変更 
エンジンの変更に伴い従来の形状ではジェネレーターカバーに干渉してしまう為、エンジンに合わせて形状が変更された。
旧:24701-K2E-T00
新:24701-K2E-J10 ※流用不可





ステップバー固定部分変更 
新型エンジン用に固定部分が変更されているだけで、それ以外は変わらずステップも同じものが採用されている。


23年モデルのタイ仕様

キャニスターの廃止 
23年モデルのタイ仕様では、キャニスター(燃料蒸発ガス排出抑制装置)が無くなった。
燃料タンク内などから蒸発したガソリン蒸気を、外部に排出しないようにするためのシステムだが、アジア圏では小排気量二輪車の燃料蒸発ガスに対する規制がまだ緩い事もあってかバッサリと切り捨てられた。
まるごと無くなったキャニスターとその関連部品
図中の2番のキャニスターコンプは日本での部品価格は、¥3,179、図中10番のハ゛ルフ゛,ハ゜ーシ゛コントロールにおいては¥4,928と車両性能には全く関係がない割りに高価な部品で、これらを無くす事によるコストダウンは非常に大きい。
また、このキャニスターはキャニスター本体だけで少量版の缶コーヒー並みのサイズがあり、それに関するフレームのキャニスター固定用ステーとパイプ等の周辺部品が消える事による軽量化も大きい。

車体・デザイン変更


ボディ・左側メインフレームカバーの一部デザイン(形状)変更。
今回のモデルチェンジで唯一やっちまった感がある部分が左側メインフレームカバーの一部デザイン(形状)変更だ。

ヘッドライトユニットは、変更はない。
部品番号は変わらず
33110-K0F-T02

その他

DLCコネクタの形状変更

OBD2の接続など、車両診断に使われるDLCコネクタ(旧称:サービスチェックカプラ)が二輪国内三次規制(平成28年)に伴うOBD対応によりISO準拠となり、赤色4Pカプラから赤色6Pカプラに形状が変更された。

これによりOBD2アダプタを接続する場合、キタコ等から販売されている従来のOBD2アダプタや電源取り出しアダプタ等は利用できなくなっているので購入には新型・初期型のどちらに対応した製品か確認が必要。


チェンジ検出スイッチの変更

初期型では接点がニュートラルの一点だけで、ニュートラル以外の検出ができなかったが新型では4速全ての接点が付いてカプラまでしっかりと装備されたものに変更されているのでシフトインジケータ―を導入する場合にチェンジ検出スイッチを別途用意する必要が無くなった。

初期型CT125のチェンジ検出スイッチ(コンタクトASSY)

23年モデルのチェンジ検出スイッチ(スイッチASSY) 参照:スーパーカブ110(JA44)

ただし、23年モデルはコストダウンが著しいこともあり、チェンジ検出スイッチは従来の物とは接点のサイズと素材が変更されており質的には低下している。

23年モデル 35759-K2E-T11 コンタクトASSY.,チエンジスイツチ ・・・・ ¥5,900

従来のHONDA純正部品 スイツチASSY,チエンジ・・・¥6,655


キルスイッチの廃止
利用頻度は個人によって異なるが、ハンドル右側のアクセントにもなっていたがバッサリと削除された。
タイ仕様ではキルスイッチは継続して採用されているが単純にオミットされたわけではなく丁寧にも日本仕様とは配線が異なる為、右ハンドルスイッチ交換での移植は不可能。

2022年8月5日金曜日

コミネ BK-097 WP アドベンチャーショートブーツ

オフロードツーリング向けのショートブーツ

一般的なブーツに近いデザインでバックルを除けば街中でも違和感が少ない
モトクロスブーツ等に採用されるオーソドックなバックルを採用
透湿防水素材の合成皮革を採用ししているが、つなぎ目等は防水対策は施されていないので雨天走行時はカバーが必要

見た目に反してソール部分も含めて柔らかいのでスニーカーの様な履き心地だが、その柔らかさ故か?おろしたてでも何処かくたびれた印象もある。
サイズ感

ナイキのスニーカーと同じサイズで丁度良かったが、幅が細めなのか?単に捨て寸が大きい作りなのか?つま先部分は意外と余裕があり、足のサイズだけでいえばワンサイズ小さくても履けると思うが、そうすると幅がきつくなるかもしれない。

2022年6月16日木曜日

ワークマン 507 ストライカーセーフティシューズ

ワークマンで販売中の507 ストライカーセーフティシューズは、最近人気があるミリタリーテイストが強いサンドベージュ系カラーをラインナップしたミッドカットの安全靴だ。

2900円という安さだが、安っぽさを感じない作りとデザインでバイク用としても違和感がない
本来、安全性を考えればバイクに巻き込まれる可能性がある靴ひもタイプの製品をバイクで使用するのはお勧めできないのだが、市街地でのファッション性を考慮すると、靴ひもが無いシューズはスタイリッシュなデザインにすればオタク臭くなり、無骨さを強調すれば場違い感が強かったりと、その安全性と引き換えにファッション的に失うものが大きいという欠点がある。

その欠点は、シューズに限らずバイクウェア全般に言えるが、これはバイクウェアに限らずTPO特化した用品の宿命で、日常生活での利用ではリスクよりも見た目を取らざるを得ない程、高価なうえにファッション的にも厳しいものだ。

この507 ストライカーが、バイク用として勧められる理由は、つま先の補強と靴ひもが収納できるポケットを装備している点にある。

素材、見た目、質感は2,900円とは思えない、お値段以上の出来栄え。
見た目の割りに軽く、しっかりしており装着感も悪くない。
見た目と素材感は良いものの、靴としての能力は価格なりの物。

・細身の足では包まれるようなフィット感は無い。
・甲が低く足と足首が細い場合、目一杯締め上げても靴の中で足がずれる(作りが幅広甲高寄りの足に合わせた為だろう)
・それなりに蒸れる。
・ソールの反発感が無くクッション性は低い。
・数時間歩き続けたり立ちっぱなしで作業するような場合、疲労とは別に足裏の前足部が痛くなり苦痛を伴う

流石に専業メーカーのようなフィット感やクッション性を望むのはノウハウ的にも価格的にも無理がある。
一日中歩き続けるトレッキングや立ち仕事のような専門用途には全く勧められないが、長時間歩いたり立ち続けたりしない用途なら、蒸れる以外は一日中履きっぱなしでも問題はないので、この低価格と作りの良さが生きてくる。
歩くよりバイクに跨ってる時間が多いような場合はコストパフォーマンスは抜群でお勧めだが、ソールのクッション性は価格なりの製品なので、長時間歩き回る必要がある場合にこの靴をチョイスすると痛い思いをすることになるだろう。

サンドベージュのカラーはCT125のマットフレスコブラウンと相性抜群。

色味自体は同じベージュ系なだけでCT125のマットフレスコブラウンとは別物だが同系色だけあってよく馴染む。
プルストラップ装備のブーツがCT125のキックペダルと干渉する問題
かかと部分にプルストラップを装備したシューズを履いてCT125に乗る場合、乗り手のフットポジションによってはプルストラップがキックペダルに引っかかる場合がある。
ワークマン 507 ストライカーにもプルストラップが装備されておりキックペダルに引っかかる可能性があるのだが、気が利いているのはこのプルストラップは輪っか状に開きっぱなしにならないように捻られて装着されており、一見縫い合わせ時のミスかと思える見た目なのだがこの仕組みによりプルストラップは通常は折り畳まれたような状態になり引っ掛かり難い構造となっている。

意図的にキックペダルに干渉させてプルストラップを引っ掛けるように試してみたが引っ掛かりそうな状態にすらならなかったのを確認した。
ただこれをもって、絶対引っ掛からないとは言い切れないので不安ならカットすることをお勧めする。

レブルやCT125のマットフレスコブラウンのオーナーなら持っていて損はない。

2022年5月18日水曜日

ホンダ CT125・ハンターカブ専用の profest プルアップシートオープナー

CT125・ハンターカブは給油の際は給油口がシート下にあるため、シートを開くのにシート下のキーシリンダーにキーを挿してロックを解除してシートを持ち上げる必要がある。

日本で販売するホンダ車で最も安価なタクト・ベーシックですらキーを捻るとシートがパコッ!とポップアップして、そのまま片手でシートを開く事ができるが、小型車でありながら44万円もする車両が、キーを回してロックを解除した状態を保持してシートを上げないと、キーから手を放した時にシートもロックされてしまうので、一方の手はキーの状態を維持しつつ、もう一方の手でシートを開くという両手を使う手間が必要のはいかがなものか?と、給油の度に舌打ちしてしまう。


そんなシート開閉問題に終止符を打つ製品が profestから登場した、プルアップシートオープナーだ。
純正のシートヒンジをprofest プルアップシートオープナーに交換すれば、シート開閉キーの操作だけでシートが自動で開く仕様に変更できる。
現物が無いので製品版の動きは不明だがプロトの試作動画をを見る限りでは、ポップアップどころか、完全にシートが自動で開ききる。
動画では、バネのみの駆動でありがちなポヨヨーンな開き方ではなく、かなりシットリとした印象だ。

https://www.youtube.com/watch?v=15g4r23VUnw
価格は、¥12,100(税込)


同様の機構は、純正シートヒンジを加工してダブルトーションばねを組み込む事で作れるが、溶接されている軸を交換するにはグラインダーがないと難しい事に加えて、ダブルトーションばねの選定に試行錯誤も必要で敷居が高いが、かと言って、¥12,100という価格は、現物を見ていないので何とも言えないが、価格的には微妙な感じは否めない。
ふたを開けてみるとかなり需要があるらしく、5月18日時点でバックオーダーを抱えていて手に入るのは大分先になりそうだ。

シートヒンジは完全なオリジナルで、純正の様にプレス成型といかないので、溶接で成型。
手間がかかる分、この価格は止むを得ない。

純正品改造では避けられないバネのすわりの悪さという問題も、バネがずれたりしないように工夫されているのがわかる。
シフトガイドの様に売れると分かれば中国から類似品がドッと、出てきそうな部品ではあるが、それはまだまだ先の話である。













ハーネステープ