目次:
●キタコ シフトインジケーター
●ホンダ純正インジケーター
●市販シフトインジケーター
●シフトインジケーターの仕組み
●JA55に自作で取付けるには?
●中華激安インジケーターを試す
●ホンダ純正インジケーター
●市販シフトインジケーター
●シフトインジケーターの仕組み
●JA55に自作で取付けるには?
●チェンジ検出スイッチ●自作のトータルコスト
●JA55対応のスイツチASSY
●シフトインジケーター
●中華激安インジケーターを試す
wibike:CT125・キタコ ギアインジケーター(JA55用)
amazon:MONKY125・キタコ ギアインジケーター(JB02用)
wibike:MONKY125・キタコ ギアインジケーター(JB02用)
CT125 ホンダ純正シフトインジケーター
2025年モデルから純正オプションで用意されるシフトインジケーター。
先行して新型のDAX125とMONKY125で用意されていたがCT125用も25年モデル用のオプションになる見込みが高い。
シフトインジケーターに関しては配線さえ加工できれば年式に関係なく容易に流用可能なので電工が出来る人には問題にならない。
JA55 取付イメージ |
メーターカバーを丸ごと交換する為、有無を言わさぬ一体感はあるものの、ちょっと張り出し過ぎなのが気になるのと、縁の造形などプラスチッキーさを強調するような意匠が安っぽく、その質感だけを見ると、とても2万円以上するパーツには見えない。
また、張り出しが大きい事から社外品のタコメーターと干渉するのは明らかで注意が必要だ。
干渉シミュレーション |
はっきり言って表示部分以外がデカ過ぎる。
純正シフトインジケーターを付けるならタコメーターは諦めるか、ステーを自作して移設する事になる。
amazon:デイトナ・VELONA 電気式 タコメーター CT125(JA55)専用 φ48 9000rpm表示 18898
amazon:デイトナ・VELONA 電気式 タコメーター CT125(JA65)専用 φ48 9000rpm表示 40265
市販シフトインジケーター
JA55用
JA55用として販売している物はシフトセンサーのスイツチASSYとセットが基本、スイツチASSYを用意する必要が無い。
プロテック ギアセンサー付 CT125ハンターカブ 11408 SPI-JA55
LED自動調光機能、ニュートラル表示は0で表示と青色ランプで表示。
インジケーター部分は、異なる車種に対応できるように開発されたインジケーターの為、プログラムで自在に変更できる仕様で、これが仇となって振動や湿気による内部基盤劣化等の理由で設定がリセットされてしまうとギヤの表示が合わなくなったり無反応になると言う欠点があり、その場合は再設定する事になるが、こうなってしまうと再発は免れない。
また、純正の配線に手を入れずに身近に電源をとれる場所を選んだ結果なのだろうが、インジケーターの電源の取り出しがカバーを外す工程が増えるイグニッションコイルからと言う仕様もどうかと思うが、AIPROの様に安易にDLCコネクタから電源を取らないのは誠実と言える。
AIpro CT125 JA55 専用 APH9-SP 感応式 シフトインジケーター ギアポジション
シフトインジケーターが非搭載のホンダ125㏄-rebornシリーズ界で定番的な地位を築いているのがAIproのインジケーターだろう。
ギヤの表示はニュートラルは緑色のNで表示、1~4速は赤で表示と気が利いてるのもポイントが高いが、実売価格で¥15000以上と高価なのがネックだ。
JA55用として販売している物はシフトセンサーのスイツチASSYとセットが基本、スイツチASSYを用意する必要が無い。
プロテック ギアセンサー付 CT125ハンターカブ 11408 SPI-JA55
メーカー希望小売価格:¥19,800-----amazon:参考価格¥16,855 税込
LED自動調光機能、ニュートラル表示は0で表示と青色ランプで表示。
インジケーター部分は、異なる車種に対応できるように開発されたインジケーターの為、プログラムで自在に変更できる仕様で、これが仇となって振動や湿気による内部基盤劣化等の理由で設定がリセットされてしまうとギヤの表示が合わなくなったり無反応になると言う欠点があり、その場合は再設定する事になるが、こうなってしまうと再発は免れない。
また、純正の配線に手を入れずに身近に電源をとれる場所を選んだ結果なのだろうが、インジケーターの電源の取り出しがカバーを外す工程が増えるイグニッションコイルからと言う仕様もどうかと思うが、AIPROの様に安易にDLCコネクタから電源を取らないのは誠実と言える。
AIpro CT125 JA55 専用 APH9-SP 感応式 シフトインジケーター ギアポジション
amazon:¥15,688税込
シフトインジケーターが非搭載のホンダ125㏄-rebornシリーズ界で定番的な地位を築いているのがAIproのインジケーターだろう。
ギヤの表示はニュートラルは緑色のNで表示、1~4速は赤で表示と気が利いてるのもポイントが高いが、実売価格で¥15000以上と高価なのがネックだ。
amazon:AIpro CT125 JA55 専用 APH9-SP 感応式 シフトインジケーター
JA65用
AIpro CT125 JA65用 APHM 赤 感応式 シフトインジケーター
定価¥16,888
ギヤの表示はニュートラルは緑色のNで表示、1~4速は赤で表示と、JA55用と同じ。
スイツチASSYが付属しない割りに定価¥16,888、セール時で¥13,342 税込と納得しかねる価格設定。
AIpro CT125 JA65用 APHM 赤 感応式 シフトインジケーター
定価¥16,888
ギヤの表示はニュートラルは緑色のNで表示、1~4速は赤で表示と、JA55用と同じ。
スイツチASSYが付属しない割りに定価¥16,888、セール時で¥13,342 税込と納得しかねる価格設定。
電源の取り出しは本来想定していないDLCコネクタから取るが、ちょっと無責任と言わざるを得ない。
amazon:AIpro CT125 JA65 専用 APHM 赤 感応式 シフトインジケーター
キタコ シフトインジケーター
キタコのハイエンドなシフトインジケーター。
先行販売されるJA55用とモンキー125(JB05)では、ギヤポジションセンサーが付いて純正シフトインジケーター並みの2万円オーバーとかなり高価だが、時計機能が無い事を除けば、アルミ削り出しブラックアルマイト仕上げと、造りと機能は純正シフトインジケーターより価格相応とは言わないがかなりマシ
搭載する表示機能
・バーグラフタコメーター表示機能。
8個の高輝度LEDを使ってバーグラフ形式でエンジンの回転数を表示。
1000rpmから始まり1000rpm刻みでMAX8000rpm以上、3種類のバーグラフ設定が可能。
3000rpmから始まり1000rpm刻みでMAX1万rpm
2500rpmから始まり500rpm刻みでMAX6000rpm
・シフトアップインジケーター表示機能。
各ギヤのシフトアップに適した回転数を設定する事で設定した回転数になるとギア表示が点滅し、シフトアップを促す。・オーバーレブ表示機能
表示回転数を超えるとバーグラフが点滅
・電圧表示機能
キーをオンでオープニングデモとして電圧を(例:13.5Vの場合)
1→3→・→5→ u
と、1桁づつ順番に表示
・タイマー表示機能
電源投入後の経過時間をバーグラフで最大3時間50分まで表示可能
赤上段1個=1時間
赤下段1個=2時間
赤上下点灯=3時間
緑1個=10分
以上、インジケータの機能をほとんどカバーする。
気になる視認性だが、明るさを5段階で表示可能としており太陽光下の元でも視認性は確保できると思われるが、自動調光ではない為、
最高輝度に設定しているとトンネル内などいきなり暗くなった時に目潰しになる可能性がある。
気になる点
タコメーターとしても機能する為、ケーブルがインジケーター用と合わせて2本もぶら下がっている事から車体正面から眺めた時に後付け感が強くなる。
アルミ削り出しで質感が高いのは良いがケーブルと合わせるとそれなりの重量となる物を両面テープだけで固定と言うのは不安がある。
ギヤポジションセンサーが付いていないJA55とモンキー125(JB05)から先行発売するのは有り難い事だが、既に登場から4年以上が経過して生産も終了した今となってはギヤポジションセンサーが必要な人なら殆ど装備済みのはずで、買い替えるにしても無駄になるパーツが増えるのは悩ましいところ。
JA65用が安ければそちらを購入して移植したほうが手間が増えるにしても無駄も無く安上がりと考えるが、タコメーターのおかげでCKP センサーの割り込み接続が必要でこれがJA65とJA55で全く異なる事から各車種専用品を買う必要がある。
付加価値を付けたかったのだろうが値段を考えると、正直タコメーター機能は無くても良かったと思う。
amazon:CT125・キタコ ギアインジケーター(JA55用)
wibike:CT125・キタコ ギアインジケーター(JA55用)
amazon:MONKY125・キタコ ギアインジケーター(JB02用)
wibike:MONKY125・キタコ ギアインジケーター(JB02用)
その他のシフトインジケーター
中国製の安価な物が出回っているが、安価な低輝度のLEDが使われていて太陽光下の視認性はかなり悪い。
まさに安物買いの銭失いといったレベルなのでお勧めできない。
中華の安価なシフトインジケーターを試す
シフトインジケーターの仕組み
シフトインジケーターには、シフト状態を検知する方式によって、以下の二つの種類がある。
1.電算式
速度とエンジン回転数から計算して表示する方式。
最近ではOBD2から計算に必要なデータを受信する安価なタイプも増えているが、OBD2の信号にはタイムラグがあるので、反応速度は遅めで割り切りが必要。
車種専用品以外は、ギアポジションの設定を自分で行う必要がある。
速度や回転数から算出する為、停車時のシフト検知はできない事と、クラッチがつながっていない場合は、一時的に表示が狂うなど、あくまで簡易的なものである。
2.シフトセンサー感応式
車体に組み込まれているシフトセンサーからギアポジションを読み取る方法。
電気的接点を持った回転部分がギアポジション変更のたびに回転し、物理的に接点が切替わる事でギアポジションを表示する仕組みで、完全に操作に連動したシフトインジケーターとなる。
当然だが、車体にシフトセンサーの機構が搭載されていなければ利用できない。
シフトインジケーターとしては機能的には完璧と言えるシフトセンサー感応式だが、欠点としては物理的に接点を切替える構造の為、接点が消耗していくのは避けられない。
ギヤーシフトドラム と、チェンジ検出スイッチ構造はギヤーシフトドラムにコンタクトキャップを取付けただけの単純な仕組みで、コンタクトキャップがチェンジ検出スイッチに設けられた1~4速、及びニュートラルの各接点と接触することによってシフト状態を検出する。CT125ギヤーシフトドラム構成部品(JA55)
14・・・ 35751-K26-920キヤツプ,チエンジスイツチコンタクト ・・・・・ 170円 1個
15・・・35752-KPH-900
CT125(JA55)にシフトインジケーターを取付けるには?
CT125(JA55)では、チェンジ検出スイッチの名称がコンタクトASSYとなっており、接点がニュートラル用の一点だけなので、ニュートラル以外の検出ができない。
このCT125(JA55)のコンタクトASSYをJA65の35759-K2E-T11か、「C125」「WAVE125i」「スーパーカブ110(JA44)(JA10)」の「スイツチASSY」に交換することによりシフトセンサー感応式のシフトインジケーターが利用できる状態に変更できる。
CT125(JA65)ではエンジンのベースがクロスカブ等の110㏄のエンジンをベースに125㏄化する事で共通化によるコストダウンと軽量化を実現しているのでチェンジ検出スイッチもそのまま流用となっており、4速分の接点がしっかりついているのでスイツチASSYを購入する必要はない。
CT125(JA55)に利用できるスイツチASSYの種類
《HONDA純正部品スイツチASSY.,チエンジ》
C110 (コネクタ形状=9P)部品番号 (JA44) : 35759-K88-L01
C110 (コネクタ形状=9P)部品番号(JA44) : 35759-KZV-J01
C125 (コネクタ形状=6P)部品番号(JA48-100) : 35759-KDG-901
CT125(JA65)コンタクトASSY.,チエンジスイツチ:35759-K2E-T11
DAX125 コンタクトASSY.,チエンジスイツチ:35759-K2W-T01
WAVE125i 部品番号 :日本では販売していない
Webike 参考価格:¥6,700前後(送料が別途必要)
4速分の接点と配線が付いたスイツチASSYの価格が6700円程度と、その構造を考えるとかなり高価に感じるのは否めない。
手間とリスクを覚悟の上で安く済ませるなら、クロスカブ等で使用されているスイツチASSY 35759KWV003を加工して利用する選択もある。
こちらは、1200円前後と安価だが、接点自体は4速分が用意されているが配線されているのはニュートラルのみで残りの接点は樹脂で埋め固められている為、樹脂部分を削るか、穴をあけて配線を接続する必要がある。
CT125 シフトインジケーターの自作
シフト状態の表示を行う表示部には一般的に7segのLEDが採用されるが、ごく少数ながら9segのLEDを採用した製品も販売されている。
7segと9segの違いは表示セグメント数の違いである。
7segの場合、0~6と言った数字のみの表示しかできないので、ニュートラルの表示は0で表示される。
これに対し、9segのLEDを採用した製品では、ニュートラルの表示はNで表示する事ができる。
ケーブル・コネクタ・端子
●110型9極コネクタ
部品番号 : 35759-K88-L01「スイツチASSY.,チエンジ」と接続する場合に必要。
(オス・メス)1セット・端子付きを購入することをお勧めする。
使用する端子は5個なので4個分の端子が余るが、ケーブルに端子を取付る事に失敗した場合の予備として利用できる。
デイトナ
110型コネクターセット 9極コネクター(オス・メス)1セット
端子x極数分入り 96171 ¥532
キタコ
コネクターセット 110型/9極(オス/メス)/1セット 汎用 0900-755-02004¥577
トータルコスト
シフトインジケーターの導入コストは、個人の環境と能力次第で大きく変化するが、単純に必要な部品の総額を計算すると以下の様な結果になる。
HONDA純正部品 スイツチASSY, チエンジ ・・・・・¥6,655
中華 5スピードギアインジケーター ・・・・・・・・・¥923
デイトナ 110型9極コネクター ・・・・・・・・・・・¥532
ホンダ用 防水ギボシ端子セット ・・・・・・・・・・¥496
純正色ハーネス/2m AVS0.75 5色分 ・・・・・・・・・¥1,600
部品代合計・・・¥10,206
「HONDA純正部品スイツチASSY,チエンジ」が高価すぎて、消費税・送料も含めると最低でも8千円以上のコストがかかる。
便利だが無くても困らない機能として考えると、悩ましい出費と手間である。
中華の安価なシフトインジケーターを試す
仕組み上、7セグLEDを配線しただけの単純な構造なので品質とか気にしても意味がない。 とりあえずALIEXPRESSで販売されている数百円レベルの安いインジケーターをを4種類用意した。
結論から言ってしまうと、安物買いの銭失いである。
全て何の問題もなく動作するが、圧倒的に輝度が足りなさ過ぎた。
どの製品も野外では殆ど見えず、とてもじゃないが使えたもんじゃない。
これは失敗。