日本で販売するホンダ車で最も安価なタクト・ベーシックですらキーを捻るとシートがパコッ!とポップアップして、そのまま片手でシートを開く事ができるが、小型車でありながら44万円もする車両が、キーを回してロックを解除した状態を保持してシートを上げないと、キーから手を放した時にシートもロックされてしまうので、一方の手はキーの状態を維持しつつ、もう一方の手でシートを開くという両手を使う手間が必要のはいかがなものか?と、給油の度に舌打ちしてしまう。
そんなシート開閉問題に終止符を打つ製品が profestから登場した、プルアップシートオープナーだ。
純正のシートヒンジをprofest プルアップシートオープナーに交換すれば、シート開閉キーの操作だけでシートが自動で開く仕様に変更できる。
現物が無いので製品版の動きは不明だがプロトの試作動画をを見る限りでは、ポップアップどころか、完全にシートが自動で開ききる。
動画では、バネのみの駆動でありがちなポヨヨーンな開き方ではなく、かなりシットリとした印象だ。
https://www.youtube.com/watch?v=15g4r23VUnw
価格は、¥12,100(税込)
同様の機構は、純正シートヒンジを加工してダブルトーションばねを組み込む事で作れるが、溶接されている軸を交換するにはグラインダーがないと難しい事に加えて、ダブルトーションばねの選定に試行錯誤も必要で敷居が高いが、かと言って、¥12,100という価格は、現物を見ていないので何とも言えないが、価格的には微妙な感じは否めない。
ふたを開けてみるとかなり需要があるらしく、5月18日時点でバックオーダーを抱えていて手に入るのは大分先になりそうだ。
シートヒンジは完全なオリジナルで、純正の様にプレス成型といかないので、溶接で成型。
手間がかかる分、この価格は止むを得ない。
純正品改造では避けられないバネのすわりの悪さという問題も、バネがずれたりしないように工夫されているのがわかる。 シフトガイドの様に売れると分かれば中国から類似品がドッと、出てきそうな部品ではあるが、それはまだまだ先の話である。
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