2023年7月20日木曜日

CT125 ウインカーブザー 取り付け

YouTube用動画のベースと補足用



目次:

概要
工具
コスト


「小型原付で50万近くするバイクなのにウインカーを作動させても音が出ないなんて、」と嘆く話をよく耳にするが、これは単に旧車か原付クラスのバイクしか乗ったことが無い為の思い込みによるものだ。

法的に定められていないにも関わらずウインカーの音が出る理由は、2輪・4輪 問わず昔はウインカーの点滅にはリレーを使用していた為で、ランプ点滅にはリレーによる電流の断続音が必ず発生してしまう事による。

元々ウインカーの動作時に音を出す事など考えて無かったが結果的に音が出てしまったと言う事である。

現在のLED化や電子制御化が進んだグレードが高めの車両ではウインカー機構も電子化されて構成されるので音が無くなり、100万円以上の価格帯でも音が出ないのが普通である。
厳しいコスト対策が求められる原付等の安価な車両ではそんな真似はできないので昔ながらのリレーを採用する為に音が出るという訳だ。

快適化が進み過ぎて運転の緊張感が希薄になりがちな自動車では、音を出す事でドライバーにウインカー機能が働いてることを伝える働きと、注意を喚起する効果もある為、昔ながらの音をわざわざ再現して出るようになっているが、バイクでは原付等の低コスト車を除くと、音が出るのは高価なツアラータイプや業務用などの一部である。

2輪でも高級車になるとウインカーのオートキャンセル機構が搭載されて、消し忘れと言う心配が無くなっている。
将来的にはウインカーのオートキャンセルは原付クラスでも当たり前になっているかもしれない。

一応、スピードメーターにウインカーが作動している事を知らせるインジケーターが設けられているものの、大抵のバイクはメーターの位置が低くく、上体を伏せるか 視線を意識的に移動させないとインジケーターは視界に入ってこないので殆ど役に立たない。

退屈や疲労等で集中力を欠いていたりする場合や、交差点などで プリウスや自転車・女子高生といった要警戒対象が進行方向にいると、曲がり終わっても警戒対象に注意を向け続けてしまいウインカーの消し忘れに陥りやすいのでウインカーの作動音は欲しい機能の一つだろう。


ウインカーに作動音を追加する方法は二つ。

・ウインカーリレーを音付きの物に交換

・ブザー等の発音部品を追加する(物によってはリレー交換必須)


ウインカーリレーの交換は、CT125では配置的に作業が面倒なうえ、ライダーの背面に位置するためリレー音が排気音等にかき消されるので意味がない。
その為、延長ケーブルを自作したりしてウインカーリレーを前方に移設する事で問題を解決するのが主流となっている。

このウインカーリレーの移設はリレーの交換という手間とリスクを除けば最善策に近い方法と言えるが、既に補助ランプドライブレコーダーシフトインジケーターといった定番的なアイテムを追加していたら、そこにさらにウインカーリレーのケーブルが増える事になるわけで、メインフレーム回りは配線でカオス化すると言う欠点がある。

配線を増やしたくないなら、発音部品の追加という事になるが、CT125ではリレー交換が必要となる事に注意が必要。

電子音タイプのブザーなら、とりあえず動作はするものの、音程が狂う(長音化か、かすれる)ので本来の音が出ない。

発音部品は一般的なブザー式と電磁石で衝撃音を発生させる電磁式というか機械式?の2種類がある。

バイク用でなくても12Vで動作し、自励型で音が断続しないブザーであれば大抵の物は利用できるが音色はブザーなので耳障りで不快なうえに大音量なので素直にバイク用を選ぶのが安心。

電磁式衝撃音タイプは(CT125ではリレー交換必須)、ホンダの純正部品かクロライトの製品を使用することになるがホンダの純正品を搭載していた車両は全て絶版となっている他、部品もほとんどが日本製だった為、新品がいつまで入手出来るかは不明。
また消費電力が桁違いに大きいのでまったく動作しないか強烈な超ハイフラッシャーとなる場合があるが、新品に拘らなければジャンク屋などを巡って探してみるのも楽しいだろう。



定番部品

クロライト

LED対応ウインカーリレー KLW-WK03BZ MAX150W
無音の純正ウインカーリレーと交換するタイプで昔ながらのリレー音が堪能できる。
音は「カッチ、カッチ、カッチ、」等と形容される。
標準で全LED化されている車両ではリレーは電子化されコンパクトな四角形となっている為、そのまま差し替えとはいかずケーブルを介して適当な位置に固定するか剥き出しのまま強引に押し込む等して搭載する事になる。

CT125ではこの製品を利用する場合、リレーの取付け場所はハンドル付近まで延長しないと
音が聞こえにくい事と、音付きリレーは消耗品でもあるので、リレーを交換する手間と配線の準備と延長作業を考えると、寿命が無いにに等しい音付きじゃないキタコ等から販売されているワイドレンジの電子リレーに交換して専用ブザーに交換した方がスマートで手間がかからない。
amazon:クロライトKLW-WK03BZ MAX150W


HONDA パイロットCOMP. オーディ

スーパーカブDXやリトルカブ等(廃番)に装備されていた電磁式衝撃音タイプの発音部品。
音は「カッコン」「パッコン」「カッチン」等と形容される。
仕組み上、チープ感漂う音なのだがリレーと同じ生音であることに加え、そのチープさ故に郷愁とレトロ感を強く感じさせる事と入手性の良さから、カブ以外の自動車やバイクといったレストアや旧車風カスタムでも多く利用される隠れたベストセラー。
パイロットCOMP. オーディ 38401-187-701
このブザーは、一般的な通電中ずっと音が出続けるタイプとは違い、通電した時に1度だけ音が出るワンショットタイプ。

消費電流0.22Aで2Wオーバーと、用途と見かけからは想像できない消費電力の大きさでこれだけで導入をためらう大きな理由となる

CT125で利用するには消費電力が大きすぎてウインカーがハイフラッシャーになってしまうという問題があって利用するのは厳しい

欠点は、ライトケース等の車体内部に搭載する事が前提となっており防水性が無いので取付ける場所には注意。
固定用のゴムやステーも別途用意する必要があり、割と手間と費用がかかる。
購入の際「パイロットASSY. オーディ 38400-121-970」と間違えやすいが、間違えて入手してもそのまま使えるし問題は無い。

amazon販売店 
オートパーツDPAP:ホンダ純正 オーディブルパイロットCOMP 38401-187-701



HONDA ブザーCOMP. エレクトロン 38401-GC8-004

スーパーカブ50カスタム(廃番)等の小排気量車に採用されていた電子ブザータイプ。
ホンダの白バイでも採用されていた(現在は不明)。音は「ピッ?!ピッ?!ピッ?!」と電子音そのものだが機械音が混ざったような独特の間隔音がある。
CT125ではリレーを交換しないと「ピー?!ピー?!ピー?!」と長音化してしまいトラックのバックブザーと区別がつかなくなる。
ブザーとしては大きめで固定方法や取付け場所などは工夫が必要だが防水性がある為、取付け場所の自由度が高い。

ブザーCOMP. エレクトロン 38401-GC8-004
このブザーは、一般的な通電中ずっと音が出続けるタイプとは違い、通電した時に1度だけ音が出るワンショットタイプ

価格は3500円前後と電子ブザーとして考えるとかなり高価(ステーなども別売り)。
純正だけあって節度ある音質で不快感もなく、最近のバイクにも違和感が少ない音質だが、所詮はブザーの「ピーッ」音なので未来感は微塵も無いが、かといってレトロ感も無い。
剥き出しで使うと音が大きいのが欠点で、場合によってはテープで穴を塞ぐなどして音量を抑える必要があるだろう

消費電流は0.02Aと、かなり省エネなので扱いやすいのも特徴



モノタロウで購入すると配送業者はSBS即配便?!評判を検索したらガクブル




キジマ バイク ウインカーブザー 汎用 304-0540 

価格・大きさ・ボリューム調整可能と、ツボを押さえた製品でバイク用後付けウインカーブザーと言えばコレといった感じの製品。
音は安価な電磁ブザーそのものなので情緒の欠片もない「ピィー、ピィー、ピィー」とトラックやバスのバックブザーのような耳障りな音が響き渡る。
バイク ウインカーブザー 汎用 304-0540

信号待ちでは特に鬱陶しいが、その鬱陶しさ故にさっさと消したくなるので確実に消し忘れ防止に貢献する。
構造が銅線に部品を付けたようなものなので、車体に固定する際に試行錯誤を繰り返して弄りすぎると内部の半田が破断する事があるので弄りすぎには注意する。




HONDA パイロットASSY. オーディ 38400-121-970

2008年に生産終了したMD90 郵政機動車(通称:郵政カブ)に搭載されたウインカー用発音部品。
最初に紹介した「パイロットCOMP. オーディ 38401-187-701」と仕組みは同じで衝撃による生音を発生する。
剥き出しで搭載する事から防水仕様となっていて、ゴム製のカバーとメッシュで覆われた外観はミリタリー的なタフさを感じさせる物。

消費電流0.22Aで2Wオーバーと、用途と見かけからは想像できない消費電力の大きさでこれだけで導入をためらう大きな理由となる
CT125では消費電力の大きさからウインカーがハイフラッシャーになってしまうという場合があって電装の装備によっては利用するのは厳しい
このブザーは、一般的な通電中ずっと音が出続けるタイプとは違い、通電した時に1度だけ音が出るワンショットタイプ。

ホーンと間違えそうな大きさと見た目。
ゴム製のカバーで覆われている分、音は少し籠ったよう感じがする。

日本郵便専用車両の部品だけに耐久性と信頼性は折り紙付き
購入の際「パイロットCOMP. オーディ 38401-187-701」と間違えやすいのでよく確認して購入しよう。

モノタロウ パイロットASSY. オーディ 38400121970




HONDA ブザーASSY. ウインカー 38400402720

CD125T用の電子ブザー。(とっくに生産終了)
見た目が「パイロットASSY. オーディ 38400-121-970」とそっくりだが電子音のブザーで
音が大きいのが特徴。
街の交差点では注目の的となる。
その音の大きさに耐えかねて「パイロットASSY. オーディ 38400-121-970」と交換されたりした物が多く、オークションでは頻繁に出品されている。
その音量に絶望して手放したり、「パイロットASSY. オーディ 38400-121-970」と間違って落札してオークションにリリースと負のスパイラルを形成したりする。
そもそも出品する側が部品番号を間違っている場合があるので注意が必要だ。



リレー


キタコ (KITACO) LEDフラッシャーリレー 汎用 755-0400940

CT125では、ウインカーリレーの許容ワット数が仕様装備に合わせたローレンジのリレーが使用されているので、それ以外の物を追加したり変更するとレンジオーバーとなり、正常に動作しない事からウインカーブザーを取付けるには ワイドレンジのリレーに交換をしなければ話にならない 。

CT125のリレーソケットにそのまま差し替えられるワイドレンジ製品は2023年7月現在、キタコの製品だけとなっているのでこれ一択となる。

amazonキタコ (KITACO) LEDフラッシャーリレー 汎用 755-0400940


M&Hマツシマ LHN700 ウインカーパイロット・ハーネス LHN700

2線タイプのブザーを使うには電流の回り込みを防ぐために整流ダイオードが必須となるが、自作することなくコンパクトな整流ダイオード付きの分岐ケーブルが販売されている。
この製品は、本来はウインカーをLED化した場合に発生するパイロットランプの異常やハザード化してしまう事を防止する為の物だが
そのまま利用できる。
参考価格:¥800 税込
amazonM&Hマツシマ LHN700 ウインカーパイロット・ハーネス LHN700


デイトナ ホンダNEWウインカーコネクターセット 2P水色 96300


この製品は、ウインカー右側用のコネクタと端子で、オス側とメス側の2種類がセットになっている商品。

適用電線:AV0.3 または AVS0.3~0.5
許容電流:5A(電線:AVS0.5使用時)

普通の電工ペンチではかしめることは出来ないので、細線用電工ペンチが必要。
かしめ方が悪いと、端子がコネクターに入らないと言った失敗が発生するので難易度が高く注意が必要。
参考価格: ¥660
amazonデイトナ ホンダNEWウインカーコネクターセット 2P水色 96300


デイトナ ホンダNEWウインカーコネクターセット 2P オレンジ 96301


この製品は、ウインカー左側用のコネクタと端子で、オス側とメス側の2種類がセットになっている商品。

適用電線:AV0.3 または AVS0.3~0.5
許容電流:5A(電線:AVS0.5使用時)

普通の電工ペンチではかしめることは出来ないので、細線用電工ペンチが必要。
かしめ方が悪いと、端子がコネクターに入らないと言った失敗が発生するので難易度は高い
参考価格: ¥660
amazonデイトナ ホンダNEWウインカーコネクターセット 2P オレンジ 96301


キタコ コネクター ウインカー ホンダTYPE2 2極 右側 メス 汎用 空 0900-755-02057
ホンダNEWタイプの右側用コネクタのメス単体とメス端子×2のセット

右側用コネクタのメスス側だけ必要な時はありがたい商品。

かしめ方が悪いと、端子がコネクターに入らないと言った失敗が発生するので難易度は高い
参考価格: ¥258 税込
amazonキタコ コネクター ウインカー ホンダTYPE2 2極 右側 メス 汎用 空 0900-755-02057


キタコ コネクター ウインカー ホンダTYPE2 2極 右側 オス 汎用 空 0900-755-02056
ホンダNEWタイプの右側用コネクタのオス単体とオス端子×2のセット

右側用コネクタのオス側だけ必要な時はありがたい商品

かしめ方が悪いと、端子がコネクターに入らないと言った失敗が発生するので難易度は高い
参考価格: ¥330 税込
amazonキタコ ホンダNEWウインカーコネクターセット 2P オレンジ 96301


キタコ コネクター ウインカー ホンダTYPE2 2極 左側 オス 汎用 橙 0900-755-02058
ホンダNEWタイプの左側用コネクタのオス単体とオス端子×2のセット

左側用コネクタのオス側だけ必要な時はありがたい商品

参考価格:¥330 税込
amazonキタコ コネクター ウインカー ホンダTYPE2 2極 左側 オス 汎用 橙 0900-755-02058


キタコ コネクター ウインカー ホンダTYPE2 2極 左側 メス 汎用 橙 0900-755-02059

ホンダNEWタイプの左側用コネクタのメス単体とメス端子×2のセット

左側用コネクタのメス側だけ必要な時はありがたい商品。

かしめ方が悪いと、端子がコネクターに入らないと言った失敗が発生するので難易度は高い
参考価格:¥286 税込
amazonキタコ コネクター ウインカー ホンダTYPE2 2極 左側 メス 汎用 橙 0900-755-02059


エーモン 細線用電工ペンチ 全長約160mm 1431

自動車から原付まで駆動系に必要な配線を除くと、電装系に使われる配線は細いので細線用電工ペンチは必須。
極稀にしか使わないならコスパが最も高いエーモン一択だ。
但し、配線を剝くと言った事も出来るが、オマケ的な性能で別途、ワイヤーストリッパなど専用品を購入した方が捗る。

参考価格: ¥2,088
amazonエーモン 細線用電工ペンチ 全長約160mm 1431

その他:



キタコ(KITACO) ハーネス(純正色タイプ) 汎用 AVS0.5(橙)/2m 1本 0900-755-00205

ウインカーコネクタに使用するケーブルの太さは0.5がコネクタに収まる最大サイズで0.75以上になると太すぎて入らないので注意。
参考価格:¥286

ヨドバシ:キタコ0900-755-00205 取り寄せ


キタコ(KITACO) ハーネス 純正色 AVS0.5 /2m 汎用 緑/黄 0900-755-00209
ウインカーコネクタに使用するケーブルの太さは0.5がコネクタに収まる最大サイズで0.75以上になると太すぎて入らないので注意。
参考価格:¥286

ヨドバシ:キタコ0900-755-00209 取り寄せ



キタコ(KITACO) ハーネス 純正色 AVS0.5 2m 汎用 空 0900-755-00204
ウインカーコネクタに使用するケーブルの太さは0.5がコネクタに収まる最大サイズで0.75以上になると太すぎて入らないので注意。
参考価格:¥286

ヨドバシ:キタコ 0900-755-00204 取り寄せ



ウインカーブザー用割り込みハーネスの部品トータルコスト

デイトナ ホンダNEWウインカーコネクターセット 2P オレンジ 96301・・・660円
デイトナ ホンダNEWウインカーコネクターセット 2P水色 96300 ・・・・・660円
キタコ ハーネス 純正色 AVS0.5 /2m(橙) 0900-755-00205 ・・・・・・・286円
キタコ ハーネス 純正色 AVS0.5 /2m 汎用 緑/黄 0900-755-00209 ・・・・286円
キタコ ハーネス 純正色 AVS0.5 /2m 汎用 空 0900-755-00204・・・・・・286円

  合計 2,178円

価格はメーカー希望小売価格だがアマゾンの時価は希望小売価格を超えている事があるので注意が必要だ。


予備部品

キタコ  ウインカー端子セット(5個) ホンダ・カワサキ/メス 0900-755-01091

カシメをミスった場合の予備として


希望小売価格 154円(税込) 


キタコ ウインカー端子セット(5個) ホンダ・カワサキ/オス 0900-755-01090

カシメをミスった場合の予備として
希望小売価格 154円(税込)



注意:
通販では、amazon プライム等に入会していない場合、単品では送料だけで商品価格を上回る。
その場合、通販なら取り寄せになるものの、ヨドバシカメラ等の送料無料のショップを利用しよう。






2023年7月7日金曜日

CT125 スイングアームピボット(センターピボット)カバーのベース素材

CT125のスイングアームピボット部分のボルト穴を塞ぐピボットカバーにできる市販日常品をつかってスイングアームピボットカバーを制作してみた。

この記事ではあくまでピボットカバーのベースになるキャップの話なので見た目や仕上げは適当である。

ノーマルの状態
近年のホンダは小排気量車であってもこのあたりの処理は厳しいコスト制約の中で安っぽさが出ないように工夫されているので不満は感じないが、ヤマハのフルサイズ125㏄シリーズを見ればわかる様に、フレームのスイングアームピボット部分にありふれた形のボルト・ナットが剥き出しなのはどうしてもチープ感が漂ってしまう。

CT125のスイングアームピボット部分は不満はないがドレスアップや他人とのちょっとした差別化を考えて大型車の様にピボットカバーを装着出来ないか試したのが下の画像である。

市販の日用雑貨用品を利用したピボットカバー

いきなりおもちゃっぽいプラスチック感剥き出しでナニコレ?って感じだが、いきなりアルミの削り出しでカッコよくピッタリ固定できるような物があるわけがない。
重要なのは嵌め込むだけでピボットカバーとして機能するベース素材になる事だ。

色々試す覚悟でアマゾンとaliexpressから日用雑貨用品から医療・研究用品まで使えそうなものをピックアップし、最初に選んだ物がいきなりシンデレラフィットしてしまった。


製品

バイクのはめ込み式ピボットカバー同様にこの日用品のキャップは、はめ込むだけでしっかり固定されて約3年間そのまま付けているが外れたりする事も無く耐久性も問題ない。

日用雑貨らしくこのキャップ素材はベース部分がナイロン66、外装部分がHDPE樹脂の2ピース構成、挿入部がシリコン樹脂となっており、見た目は100均ショップで売られていそうな見た目だが価格は4個で980円程度と決して安くはない。
あとは、見た目をバイクのピボットカバーらしく変えていくだけだが、単純に色を黒に塗り替えるだけでもピボットカバーぽくなる
黒く塗装した例
この製品の欠点としてカバーとなる部分の素材がHDPE樹脂とナイロン66と言う点でそのままでは塗装しても簡単に剝がれてしまう。

その為、樹脂の表面を変質させ塗料を喰い付かせる為にガスバーナー等で炙ってから塗装を行う必要がある。
この作業は普通のガスコンロやカセットコンロが利用できるので難しくはないが炎の温度が重要なのでコンロは高火力の物が望ましい。
作業方法はガスの炎の青い部分にサッと塗装したい部分を通したら後は塗装するだけである。
溶けたり焦げるほど炙る必要はないので作業自体は簡単だが樹脂にあたる炎の温度がカギとなるので炙り方は試行錯誤する事になる。


予想以上に都合のいい製品で、はめ込むだけで安定した状態で固定される事と外す場合もキャップを外す感覚でスポッと外せる使い勝手の良さに加え、ピボットカバーとなる部分が汎用性の高い規格サイズで構成されていることである。

見た目を気にしなければそのままでも使えるとはいえ、バイクらしいピボットカバーとして利用するには塗装や加工することが必然となるが、ここでベース部分が規格サイズで構成されている事が生きてくる


加工例

本機で作るならマシニング加工や旋盤加工・フライス加工によるアルミ製のワンオフの他、お手軽なところで3Ⅾプリンタによる出力になるがまずはお手軽に。


1.缶バッジの流用

最初に試したのが直径32㎜の缶バッチを流用したものでキャップの外周は黒かシルバーなど当たり障りのない色での塗装が前提となる。

32㎜径の普通の缶バッチを流用できる

ピンが付いた裏蓋を引っぺがし厚めの両面テープで貼る

ピボットカバーと言うよりエンブレム的な物になる

2.アクセサリの流用

ヘアアクセサリからエンブレムまで32㎜径で裏面がフラットに出来れば何でも可能だが使えそうなデザインとなると極僅かだった。



3.シンプルなアルミ ピボットカバー

まず、外形の直径35㎜だがこの外周を大雑把に削ってダイソーの38㎜くるみボタンを被せるだけで面倒な塗装もする事無くシンプルなアルミ製ピボットカバーの出来上がりとなる。


ダイソー くるみボタン38㎜

商品番号:4550480109534

100(税込110)

原産国:中国
商品サイズ:パーツA 3.8cm x 3.8cm x 0.65cm、パーツB 3.65cm x 3.65cm x 0.7cm
内容量:9個入
材質:本体:アルミニウム、ステンレス鋼



くるみボタンが嵌るように外周を粗目の木工用やすり等ででザクザク削るだけなので工作が苦手な人でも安心して作る事ができる



2023年6月15日木曜日

CT125用にキャストホイール

Wave 125とは、CT125(1stのベースとなったモデルだけに流用できそうな部品も多々あるのだが、興味がそそる部品の筆頭は何と言ってもキャストホイールだろう。
日本でもCT125用にキャストホイールが販売されているが、それらのデザインを見るとオリジナルの製品ではなくWave 125系のモデルの流用であることがわかる。

それなら、Wave 125のキャストホイールを手に入れればお手軽にキャストホイール化が出来ると思ってしまうが世の中そんなに甘くない。

一口にWave 125と言っても生産国によって仕様が異なる上にそのバリエーションは尋常じゃない。
日本ではWave 125と言えば、タイランド製オンリーで、入手も比較的に容易だが、タイランド製のWave 125のキャストホイールはチューブレスかと思えば実は独自のチューブ式で、そもそもリアブレーキがドラム式という時点でお話にならない。

使えそうなのは、マレーシア製のWave 125iが最も有力だがネットで気軽に通販とはいかず、入手は困難だ。


仮に手に入れたとしてもちゃんと装着できる保証はないが、日本でCT125用として販売されているキャストホイールはマレーシア製Wave 125iの以下のシリーズの流用だろう。
カラーバリエーションがそのままなので判りやすい。
AFS125MCRH 
AFS125MCRK 
AFS125MCRM 

だが、キャストホイールは魅力だがホイールデザインがWave 125のデザインに合わせて緩い曲面で構成されたデザインなのでCT125には全く合わない。
長距離ツーリングをする事が目的で見た目より手段として割り切れる人以外は、早まらず価格に見合う物がでてくるまで待つのがお勧めだ。



2022年11月25日金曜日

HJC システムヘルメット i90 HOLLEN HJH190 (YAMAHA ZENITH YJ-21)

フリップアップヘルメット(システムヘルメット)では、最高のコストパフォーマンス HJC i90 (ZENITH YJ-21) 
日本では、RSタイチが代理店となって販売されている。

日本での近い価格帯のライバルはOGKカブトRYUKI
恐らく、日本で最も売れているフリップアップ式ヘルメットであり、デザインはSF映画やアニメに出てきそうな未来的デザインで男子が好みそうな見た目が特徴。
海外展開をしていない為、試験評価等の情報に乏しく、国内のレビューしか参考にできないのが残念なところだ。
OGKカブトRYUKI

一方、HJC i90はシンプルなシルエットで見た目は普通のフルフェイスと変わらないので、車種や老若男女問わず受け入れやすい
HJC i90 ソリッドモデル

OGKカブトとの差は、アメリカ、ヨーロッパと言った世界規模で販売されており、良いも悪いも評価と試験実績が豊富な事と、日本でのネット販売での実売価格の安さが魅力だ。

HJC i90OGK RYUKIでフリップアップ式ヘルメットとしての機能には差が無いが、日本ではブランド的に大きな差があり、韓国企業のHJCは韓国と言う国のイメージの悪さと相まって不人気というより意識的に避けられる遠因となっている。

正直なところ国のイメージを無視したとしても、HJCは、契約ライダーに対してベストを尽くすべき舞台であるはずのMotoGPで内装の脱落、バイザーの曇りがとれなくなる等の問題を起こしており、HJCの製品に良いイメージを持つ人は少ないはずだが、トンビが鷹を生むの例えのごとく完成度やトータルバランスで優れた製品を稀に出してしまう事があり、このHJC i90もそんな製品に含まれる。

HONDAのHJC製品
HJCの製品を購入したのは今回が初めてではなく、そうとは知らずに購入したのがHondaのオフロード用ヘルメットHonda XP913 CHARGERである。
このヘルメットは低価格で軽い上にレースに参加するには必須となるMFJの公認を受けており、コストパフォーマンスは抜群でHONDAが販売する製品ということもあって、なんの躊躇もなく飛びつき、ふたを開けてみたらRSタイチが扱うHJCのOEM製品だったでござる。

正直なところHJCのOEMだと買う前に判っていたら選択肢にすら入らなかったはずである。
HONDAが採用するくらいなのでヘルメット自体は文句なく、レース向けに割り切った作りなのでベンチレーションにはシャッターは無くベンチレーションの効果も大きい反面、冬に公道を走るのは全く想定していない事以外は満足できる製品なのだが、塗装が使用状況によっては1年も経たずに黄ばみ始め、条件次第では未使用の在庫状態でも黄ばみ始める場合がある、そのせいか?2021年にはカタログから消えて、在庫がなくなり次第、販売終了という扱いになって、今ではホンダのヘルメットラインナップからHJCの製品は完全に無くなっている。

YAMAHAのZENITH YJ-21
YAMAHAのヘルメットと言えばHJCと言うくらいラインナップの殆どにHJCの製品を積極的に採用しているのは公然の秘密。
今回のHJC i90も、YAMAHAのZENITH YJ-21としてOEM採用もされているので信頼性も高い。

HJCのロゴは嫌なのでYAMAHAのZENITH YJ-21という選択も出来るが、ZENITHというロゴも微妙な感じでどうかと思う。
i90との違いは、顎ひもの留め具がi90はラチェット式に対してYJ-21はワンタッチ式と、内装の柄が異なりヤマハなりの拘りが反映されていると思われる。
HJC i90のラチェット式
ZENITH YJ-21のワンタッチ式


HJC i90の内装
ZENITH YJ-21の内装の柄

希望小売価格はRSタイチが扱うi90のソリッドモデルが¥24,200 に対して、YJ-21ではソリッドモデルで¥30,800と25%以上も高く設定されており、更にYJ-21では別売りとなっているピンロックシート¥3080)が、i90では同梱となっておりコストパフォーマンスの差は圧倒的でこうなるともう、いくらネット通販で実売価格差が小さくなっても、ロゴには目を瞑ってi90を選ぶのは必然だろう。

イギリス安全性評価試験 SHARP
HJC i90は世界規模で販売されている為、独自に小売店から購入したヘルメットの評価を行うイギリス運輸省によるヘルメットの安全性評価試験(SHARP)にも評価対象に選ばれているので安全性の評価を知ることができるのもポイント。
HJC i90SHARPの試験結果は前頭部、頭頂部、後頭部は最高の結果で、左右側頭部が最低の結果となっており総合評価は★★★☆☆となっている。
日本のメーカーで同様の総合評価はARAI ASTROSHOEI GT AIR等がある。
英国で販売されているすべてのヘルメットは、少なくとも 1 つの規制基準を満たしている必要があり、この規制基準より更に安全性の高いヘルメットを求める為の指標なので仮にSHARPの試験が☆☆☆☆だったとしても英国の規制基準を満たしている事から実使用に問題ない。

デュアルP / J認証
チンバーを上げた状態でも認証を取得しており、低速域であればチンバーを開いた状態での走行も想定した設計となっている。

ヘルメットカラー
HJC i90は日本でこそカラーバリエーションは控えめだが、登場から2年以上経過した現在、海外でのラインアップは非常に多く存在し、選択の幅は非常に多い。
今回、購入の決め手となった理由の一つにグラフィックデザイン自体は妥協しつつ、i90 HOLLENの白/赤/青の配色が気に入った事が含まれるが、現物を見るとメタリック塗装で人目を引くものとなっており、全く期待していなかったために予想外の塗装の良さには驚いた。
ただし、紫外線の強度によっては色あせや変色が比較的速く発生する事をHJCが警告しており、ヘルメットの耐用年数と同じく3~4年以内で色あせや、黄ばみが発生するのは避けられないようだ。

優れた視界
フリップアップ式ヘルメットにありがちな、上下の視界が遮られるような事もなく頭を動かさなくても、視点の移動だけでスピードメーターから道路や空まで見ることができる。
サンバイザーは顔の殆どを覆うほどの面積があり、サンバイザーと顔面の隙間から直射日光の目つぶしを食らう心配がなく完璧に機能する。

素早く簡単なシールド交換
シールドの取り外し、取付け時の各操作がワンタッチに近い感覚で素早くできるのは初めて体感すると驚異的で、これだけは素直に認めざるを得ない。
また、シールドを左右どちらの手からも開閉できるようにつまみが左右についているのも気が利いている。

SMART HJC 10B - Bluetooth communication system
HJC i90は、オプションとしてセナと共同開発したインカムシステムのSMART HJC 10BまたはSMART HJC 20Bを搭載できる。
SMART HJC 10B
このオプションは取扱説明書に日本語版まで用意されているが、残念な事に日本では販売価格が異常に高い。
SHOEIのGT-Air IIのオプションの様に操作部までヘルメットと完全に一体化する事は出来ず、操作部分だけ一般的な後付けインカムのようにヘルメットの左側面の下部に固定するスタイルでバッテリーや配線は綺麗にヘルメット内に収めることができる。
SMART HJC 10Bは1:1で通話可能、通話可能距離400m
SMART HJC 20Bは最大7人同時通話可能、通話可能距離1600m、FMラジオ受信機能

まとめ
フリップアップヘルメットとして考えると価格からは考えられないほど完成度は高い。
外観の大きさに対して、各サイズの許容頭部は小さ目、被り心地に関しては頭部形状に個人差があるので明言はしない。
重さは、1.8㎏台で他社製品と比べると最も重いが、重量バランスがよく練られており被ってしまえば重さは気にならない。

チークパットが厚いと言うか、頬をしっかり押さえつける構造の為、眼鏡を着用したままヘルメットを被るのは無理。
また、その頬のきつさの為、ヘルメットを被ったり脱いだりと言った動作でチークパットと顎ひもカバーにかなりの力が加わり、チークパットに縫製が甘い部分がある物に当たると、買ったその日にチークパットの縫製が甘い部分がほつれる場合がある。

倍以上の価格差がある上位製品との違いは、時速100キロオーバーの高速走行での静寂性と
ベンチレーションの効果、そしてヘルメットの構成素材による軽量化で差別化されている。

この製品はインカムのオプションなどのシステムを含めこの価格帯では恐ろしく完成度が高く、高速域での静寂性、少しでも軽く、と言った要素を最重要としなければ、フリップアップヘルメットの選択には、4万円も必要がないことを証明している。

最大の欠点はブランドという話はともかく、製品自体に問題点はみられないが、帽体のサイズがS~Lまで共通ということもあって、前モデルよりは小型化はしているようだが、MサイズやSサイズを使用する人にとってはこのヘルメットはやたら大きく、ツーリング先で持ち歩くには嵩張る上に重い。
とは言え大きいのは値段に関らずどのメーカーも同じなので、現状ではフリップアップヘルメットの宿命として受け入れるしかない。

入手が限られるオプション類
日本ではパーツの取扱い店舗が少なく交換頻度が高いミラーシールド等のオプション類が殆どのショップで売っていない。
22年11月の段階で補修パーツを除くオプション類はRSタイチ直販のHJC製品を除くと、ヤマハは売る気が感じられず論外で、HJCのオプションにしてもどれもこれも在庫切れか入荷未定で、海外でも在庫がなく入荷待ちの状態で手に入れることができない事から一度在庫切れになると日本での入手はかなり厳しくなるだろう。


オプションパーツ


ピンロックシールド(クリア・スモーク):HJP254¥4,400
ピンロックミラーシールド(ゴールド・ブルー・シルバー): HJP255¥5,830
アンチフォグレンズ(クリア):HJP258¥3,080
サンバイザー(ダークスモーク):HJP229¥3,300
チークパッド(S(30mm)・M/XL(35mm)・L(25mm)):HJP504¥3,300
インナーライナー(S(9mm)・M(15mm)・L(12mm)・XL(18mm)): HJP502¥2,970
調整用インナーライナー(18mm(M用))、(15mm (XL用)):HJP503 ¥2,970
ギアプレートセット:HJP256¥1,430
チンカーテン:HJP507¥880
ブレスガード:HJP508¥1,540

YAMAHA YJ21用

YJ-21 ZENITH クリア(標準装備品) 90791-49C23

YJ-21 ZENITH ダークスモーク 90791-46133
YJ-21 ZENITH ミラーシールド ゴールド 90791-46139
YJ-21 ZENITH ミラーシールド ブルー 907914613700
YJ-21 ZENITH ミラーシールド シルバー 907914613800
YJ-21 ZENITH チークパッド S/XLサイズ 30mm(STD) 90791-49C10YJ-21 ZENITH チークパッド Mサイズ 35mm(STD) 90791-49C11YJ-21 ZENITH チークパッド Lサイズ 20mm 90791-46132








2022年8月5日金曜日

コミネ BK-097 WP アドベンチャーショートブーツ

オフロードツーリング向けのショートブーツ

一般的なブーツに近いデザインでバックルを除けば街中でも違和感が少ない
モトクロスブーツ等に採用されるオーソドックなバックルを採用
透湿防水素材の合成皮革を採用ししているが、つなぎ目等は防水対策は施されていないので雨天走行時はカバーが必要

見た目に反してソール部分も含めて柔らかいのでスニーカーの様な履き心地だが、その柔らかさ故か?おろしたてでも何処かくたびれた印象もある。
サイズ感

ナイキのスニーカーと同じサイズで丁度良かったが、幅が細めなのか?単に捨て寸が大きい作りなのか?つま先部分は意外と余裕があり、足のサイズだけでいえばワンサイズ小さくても履けると思うが、そうすると幅がきつくなるかもしれない。

2022年6月16日木曜日

ワークマン 507 ストライカーセーフティシューズ

ワークマンで販売中の507 ストライカーセーフティシューズは、最近人気があるミリタリーテイストが強いサンドベージュ系カラーをラインナップしたミッドカットの安全靴だ。

2900円という安さだが、安っぽさを感じない作りとデザインでバイク用としても違和感がない
本来、安全性を考えればバイクに巻き込まれる可能性がある靴ひもタイプの製品をバイクで使用するのはお勧めできないのだが、市街地でのファッション性を考慮すると、靴ひもが無いシューズはスタイリッシュなデザインにすればオタク臭くなり、無骨さを強調すれば場違い感が強かったりと、その安全性と引き換えにファッション的に失うものが大きいという欠点がある。

その欠点は、シューズに限らずバイクウェア全般に言えるが、これはバイクウェアに限らずTPO特化した用品の宿命で、日常生活での利用ではリスクよりも見た目を取らざるを得ない程、高価なうえにファッション的にも厳しいものだ。

この507 ストライカーが、バイク用として勧められる理由は、つま先の補強と靴ひもが収納できるポケットを装備している点にある。

素材、見た目、質感は2,900円とは思えない、お値段以上の出来栄え。
見た目の割りに軽く、しっかりしており装着感も悪くない。
見た目と素材感は良いものの、靴としての能力は価格なりの物。

・細身の足では包まれるようなフィット感は無い。
・甲が低く足と足首が細い場合、目一杯締め上げても靴の中で足がずれる(作りが幅広甲高寄りの足に合わせた為だろう)
・それなりに蒸れる。
・ソールの反発感が無くクッション性は低い。
・数時間歩き続けたり立ちっぱなしで作業するような場合、疲労とは別に足裏の前足部が痛くなり苦痛を伴う

流石に専業メーカーのようなフィット感やクッション性を望むのはノウハウ的にも価格的にも無理がある。
一日中歩き続けるトレッキングや立ち仕事のような専門用途には全く勧められないが、長時間歩いたり立ち続けたりしない用途なら、蒸れる以外は一日中履きっぱなしでも問題はないので、この低価格と作りの良さが生きてくる。
歩くよりバイクに跨ってる時間が多いような場合はコストパフォーマンスは抜群でお勧めだが、ソールのクッション性は価格なりの製品なので、長時間歩き回る必要がある場合にこの靴をチョイスすると痛い思いをすることになるだろう。

サンドベージュのカラーはCT125のマットフレスコブラウンと相性抜群。

色味自体は同じベージュ系なだけでCT125のマットフレスコブラウンとは別物だが同系色だけあってよく馴染む。
プルストラップ装備のブーツがCT125のキックペダルと干渉する問題
かかと部分にプルストラップを装備したシューズを履いてCT125に乗る場合、乗り手のフットポジションによってはプルストラップがキックペダルに引っかかる場合がある。
ワークマン 507 ストライカーにもプルストラップが装備されておりキックペダルに引っかかる可能性があるのだが、気が利いているのはこのプルストラップは輪っか状に開きっぱなしにならないように捻られて装着されており、一見縫い合わせ時のミスかと思える見た目なのだがこの仕組みによりプルストラップは通常は折り畳まれたような状態になり引っ掛かり難い構造となっている。

意図的にキックペダルに干渉させてプルストラップを引っ掛けるように試してみたが引っ掛かりそうな状態にすらならなかったのを確認した。
ただこれをもって、絶対引っ掛からないとは言い切れないので不安ならカットすることをお勧めする。

レブルやCT125のマットフレスコブラウンのオーナーなら持っていて損はない。

CT125・ハンターカブ タイヤ