この記事は、YOUTUBE動画 「流用・アジャスタブルブレーキレバー」の補足記事である。
CT125のブレーキレバーの純正部品の品番は53175-KYT-922。
この品番を使う他の車両は2020/7月現在のところADV150しかない。
では、社外品のブレーキレバーに変更したい場合、ADV150用を選べば問題無く利用できるのかというと、そうは問屋がおろさない。
例えば、カスタムパーツ販売メーカーのWEBサイトを見てみると、SP武川ではADV150のブレーキレバーはADV150専用となっており、CT125と互換性は明記されていない。
一方、純正レバー形状を採用したクロムメッキ仕様のブレーキレバーはCB125R.モンキー125等の純正品番53175-K26-901の互換品でありながらCT125にも対応を明記していたりと、一見あやふやな印象があるが、これには理由がある。
例としてモンキー125のフロントブレーキマスターシリンダーASSY(以下マスターシリンダー)と、CT125のマスターシリンダーは純正品番45510-K0F-T01と共通だが、ADV150のマスターシリンダーは純正品番45510-K97-N01となっており、形状自体が異なる為、ブレーキレバーが共通でもADV150のマスターシリンダーの何かに最適化したADV150専用という製品が存在しえるからだ。
余談はこのくらいにして、CT125のブレーキレバーの話に戻そう、
レバーの純正品番が違うとはいえ、マスターシリンダーが共通なら使えない訳がない。そこで、CB125R.モンキー125等のブレーキレバー(純正品番53175-K26-901)互換の社外製ブレーキレバーを入手して実際に利用できるか確認を行う為、AliExpressのFXCNCMotorPartsからCBR125R用のアジャスタブルレバーを輸入した。
結論から言えば、純正品番53175-K26-901互換のレバーは当然だが、利用できる。
気になるCT125のブレーキレバーとの違いは、ブレーキランプの点灯スイッチと接触する部分の幅が倍くらい違う事。
純正品番53175-K26-901に対して、CT125のブレーキレバー(純正品番53175-KYT-922)のほうが幅が倍くらい広いのだ。
マスターシリンダ接触部(ブレーキを握っていない状態)
マスターシリンダ接触部(ブレーキをフルで握った状態)
ブレーキランプスイッチ接続部(ブレーキを握っていない状態)ブレーキランプはオフ
ブレーキランプスイッチ接続部(ブレーキを少し握った状態)ブレーキランプが点灯
ブレーキランプスイッチ接続部(ブレーキをフルで握った状態)ブレーキランプが点灯
純正品番53175-K26-901互換のブレーキランプの点灯スイッチと接触する部分は幅が狭いながらも、下方のほぼ中心付近で接触している為、問題なく利用できる事がわかる
幅こそ違うものの、接触部分の位置、角度、高さは、ほぼ同じなので使ってみても操作に違和感はない。
CT125
純正レバー(53175-KYT-922)を重ねると隙間なく収まることがよくわかる
純正品番53175-K26-901互換のレバーの場合。
まるで歯抜けのような空間ができてしまう。
(案外、CT125のデザイナーはこの隙間が許せなかっただけという単純な理由かもしれない?!)
結論は、純正品番53175-K26-901及び、その互換ブレーキレバーと、CT125
純正レバー(53175-KYT-922)の違いは一部の形状の違いだけということだ。
可能性は低いとはいえ、CT125対応と明記していない製品は、取付けや動作が確実にできるという保証はない事は覚悟しておく事。
純正品番53175-K26-901は、部品の共通率が高いので、手頃な製品が探しやすい。
ブレーキレバーが共通の車種
:CBR250R(MC41-1000001〜1399999):CBR250R(MC41-1400001〜)
:CBR400R(NC47)
:CB400F(NC47)
:400X(NC47)
:CBR125R(JC50-1000001〜)
:GROM(JC61-1000001~/JC61-1300001~)
:GROM(JC75-1000001~)
:MSX125(タイモデル)
:MSX125SF
:モンキー125(JB02-1000001~)
:スーパーカブC125(JA48-1000001~)
:ADV150(KF38-1000001~)
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