日本での販売価格以外では評判のいいSeasonic PRIMEシリーズ。そんな中でPRIME Gold SSR-650 GD と PRIME Ultra Titanium SSR-750 TR を輸入してみたお話
電源自体は不満はないが、付属するケーブルがイマイチである。特に650W以下のVGA用補助電源コネクタは残念だ。
ハイエンドとは思えない無神経なコネクタからの分岐構造となっていて見た目が悪い
悩ましいのは、付属のケーブル以外を利用した場合は保証の対象外となっており、そのわりには電源専業メーカーにも関わらずケーブルのオプションといった形で別売りのケーブルなどは用意していないので保証を意識した場合は、ケーブルの選択肢がまったくなくなるという残念な結果になる。
コルセアのようにスリーブケーブルまで用意しろとは言わないがせめて分岐なしのストレートケーブルがオプションで用意されているといった選択肢は欲しいところである
Seasonic PRIMEシリーズの欠点を上げるとすれば、それはこのケーブルの見た目の悪さが真先に挙げられるだろう
日本であの値段で買う場合は、とても価格に見合うようなケーブルではない。
少なくとも補助電源が必須のビデオカードを利用する事が確定で、ケーブルの見た目を気にするなら750w以上を買ったほうが少しだけマシになる
Youtube 動画
輸入 Seasonic PRIME Ultra Titanium SSR-750 TR と PRIME Gold SSR-650 GD
Seasonic PRIME シリーズ 開封
PRIME Gold SSR-650 GD のパッケージング
フタを開けると、ビロード(ベルベット)調の袋に入った電源本体。
黒塗りのボックスにケーブル類が収められ、マニュアルや小物類がジップロックの透明の袋に入っている。
ハイエンドシリーズらしい丁寧なパッケージング。
PRIME Gold SSR-650 GD のパッケーの中身
PRIME Gold SSR-650 GD の8pinビデオカード用補助電源ケーブル
問題の650Wに付属するビデオカード用補助電源ケーブル
特に補助電源コネクタが6ピンで1つしか接続できないビデオカードの場合、使わない端子が見苦しくぶら下がることになる。
PRIME Ultra Titanium SSR-750 TR のパッケージング
基本的には同じ構成だが、ケーブル類が入っている箱が変更されペラペラの不織布に変更。
小物類が入っている袋も薄く不透明な素材に変わりジップロックがスライド式のジッパータイプから単純な袋を指で両面を引っ張って開けて、閉じるときはプチプチ指で両面から押してハメ合わせて行くタイプに変更されているなど Ultraシリーズからはもろにコストダウンの結果が現れており、安っぽくなった。
PRIME Ultra Titanium SSR-750 TR の中身
PRIME Ultra Titanium SSR-750 TR の付属品
Ultraシリーズから付属するようになった簡易テスターが目につく
「え?ただのコネクターじゃん?!」と思うだろうがほんとにただのコネクターだった
構造は16番、15番をコンタクトピンでショートさせただけの単純なものだ。
付いてるに越したことはないが、無くても別に困らない非常に有り難みの薄い付属品で、メーカーとしても付属しなくて済むなら付属させたくないが、とりあえず付けておくか・・・的な
この、やっつけ感があふれる構造から察すると、恐らく初心者などの無知なユーザーがPCの電源が入らないトラブルが起こった場合、ろくに検証もせず真先に電源が疑われ、何の問題もない電源が送り返されてきたりといった無駄な対応に振り回された結果の苦肉の策と推測してみる。
PCの電源が入らないといったトラブルが起こった場合、「まずは、この簡易テスターで電源の無実を確認してくれ!」というメッセージがこめられているのだろう。
PRIMEシリーズのバックパネルコネクタ
一般的な 8pin MOLEX 5557 |
PRIMEシリーズのバックパネルコネクタは基本的にMOLEXの5557タイプが採用されているが、CPU/PCI-E の8ピンコネクタだけがMOLEXタイプの形状をしたMOLEXのラインナップに無いコネクタになっている。
PCI-E 8pin 補助電源コネクタ |
10ピン/18ピンコネクタ
MOLEXの5557タイプのコネクタ
6ピンコネクタ
MOLEXの5557タイプのコネクタ
8ピンコネクタ
ビデオカードの補助電源コネクターに採用されている8ピンコネクタと同じものが採用されている
750W以上のPCI-E 8pin補助電源ケーブルは、まだ分岐部分が控えめでマシである
リレー音はそれなりにある。 動画で動作音を確認して見るといいだろう
電源の奥行きはそれなりにある
電源と言うパーツの性質上、使用して性能が実感できるような事がないため、ハイエンドを買ったからと言って使用することによる満足感を得ることはまず無いが、為替次第で750wで2万円を切る価格で安心感や信頼感と言った要素が満たされると思えばamazon USAの価格は満足できるだろう。
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